子育てには大きな幸せもありますが、一方で思い通りにならないことが多く、無意識にイライラしてしまう瞬間がどうしてもあります。

私自身も、20代に出産してからというものの、家事に育児に時間に追われ、それこそいつもイライラしていました。もちろん子供は可愛いのですが、どうしてもついカッと怒鳴ってしまいます。

そんな状態だったので、時々子供の虐待のニュースを見かけると、「これは他人事ではないかも…」と思ったものでした。

そんな私でしたが、ある出会いをきっかけに、こうした子育てのイライラを全て手放すことができるようになりました。

なんと、今では子供に期待をしすぎず、あるがままを愛して、優しく見守ることができるようになったのです。

今回の記事では、昔の私のように悩んでいる方に向けて、そこから解放される具体的な方法をご紹介していきたいと思います。

私が子育てにイライラしていた3つの理由

まず最初に、子育て中にイライラしてしまう主な理由について、具体的に挙げてみたいと思います。

子育て中のママであれば納得する点があるではないでしょうか。

1.休みがなく、自分のペースを保てない

子育ての時期は、食事の支度、掃除、洗濯、買い物などの日々の家事に加えて、子供のご飯、遊び、寝かしつけ、お風呂などに追われ、「休みはない」と言っても過言ではありません。

自分だけの時間を作りたくても、寝てほしい時に子供が寝てくれなかったり、自分も疲れてそのまま一緒に寝てしまったり。なかなか自分のペースで生活できません。

ゆっくりできる時間をとれるようになったのは、子供を産んで何年後だったでしょうか…。

2.子供が自分の思い通りに行動してくれない

単にやることが多いだけでなく、子供が自分の思う通りに動かないことにも、苛立ちが募ります。

子供のイヤイヤ、ぐずり、言うことをきかない、友達に手が出てしまう等々。

言葉で注意したところで良くならないし、どうしたらいいものかと悩むことも多くあります。

理想を言えば、そうした子供の気持ちに根気強く寄り添ってあげたいのですが、当時の私は余裕がなく、つい怒っては、自己嫌悪になることを繰り返していました。

本当は子供に優しいママでいたいのに、イライラをコントロールできなくて、優しい顔から突然怒ったり。

今思うと、子供もそんな私が怖かったと思います。

3.イライラが周囲の人間関係にも伝わる

さらに、子育てのイライラが周囲の人間関係にも波及して、悪い影響を与えていたようにも思います。

例えば、マイペースな主人に対しては、「家事や育児を自分ばかりにさせている」とイライラすることもありましたし、ママ友との付き合いもあまりうまくいっていませんでした。

子育てのストレスを発散するために、色々なことを他の人のせいにして、自分の中でバランスをとっていたのだと思います。

本当のイライラの原因は、自分自身の心にあった

このように私の子育て期は、体も心も、休まる時が全くありませんでした。

さらに、人を責めては自己嫌悪に陥るループに陥ってしまい、毎日が辛い日々でした。

しかし、そんな状況をふと立ち止まって眺めてみた時、私の中である気づきがありました。

それは、イライラの本当の原因は誰のせいでもなく、もしかしたら全て自分自身の心にあるのではということです。

冷静になって考えると、子供や夫は何も悪くありません。ただ本人なりの生き方をしているだけで、振り回されて苦しんでいるのはただ自分自身です。

自分の心が満たされていないから、それを相手が満たしてくれないから、自分勝手に責めてしまっていたのではないかと思ったのです。

そのことに気づいてから、今度は「自分自身の心を満たすことで、子育てのイライラを根本的に解消できるのでは?」と思い始めるようになりました。

自分の心を満たすための新しいチャレンジ

そこで私は、子供を預けさせていただいて時間を作り、その合間に様々なことを試し、自分の生活を少しでも変えていくことにしました。以下は私が実際に試してみたことです。

1.趣味を充実させる

最初は、夢中になれる趣味があれば心が満たされるのではと思い、料理教室に行ったり、イベントに出掛けたりしました。

それはそれで楽しかったのですが、だんだんと「刺激がないと満たされない自分」になっていることに気づきました。

いつも楽しそうなことにアンテナを張るようになって、かえって心が落ち着かなくなり、私の中で何かが違うと感じました。

2.素敵な子育てママの生き方から学ぶ

次に、子供がいながらも、充実した生き方をされている先輩ママの記事や本を読み、自分の生活にも取り入れたりしました。

素敵な先輩方の生き方を学ぶのは発見があり、楽しいものでした。

しかし、そのことでかえって「理想の母親像」が自分の中でできてしまい、現実ではそうなれない自分と比較して、劣等感を感じるようになりました。

当然ですが、誰かの真似をしても、自分自身がその人になれるわけではないし、「私はもっと自然体で生きたい」と思うようにもなりました。

3.心理学の本を読む

今度は色々な心理学や療法の本を勉強し始めました。ナチュラル・オーガニックライフ、自然療法、シュタイナー育児、自分を癒すための本などなど。

本を読んでいる間はいくぶんか楽になりましたが、現実的には、本の通りにバッと心が変わることはありませんでした。

むしろ、逆にこだわりが強くなって、考えを受け入れてくれない人を批判するようになってしまいました。

知識を学んでも、かえってそれに執われて、イライラの原因が増えてしまうということもあるのだと思います。

4.断捨離でモノを捨てる

「断捨離」をすると執着がなくなり、前向きになれるということを聞き、物をどんどん捨ててみました。

確かに自分の外側の環境を整えれば、内側の心も整うかもしれないと期待していました。

結果としては、部屋はスッキリして気持ち良い気分になったのですが、捨てても捨てても心がスッキリすることはなく、次第に空虚感さえ感じるようになりました。

物の断捨離は簡単にできても、心の断捨離はそう簡単ではないようです。

5.ヨガで心身を整える

心と体をトータルに整えるにはヨガがいいという話を聞き、プライベートヨガを教えてくださる先生に、自分だけのプログラムを作っていただきました。

ヨガのポーズの中には体の疲労回復やリラックスの他に、呼吸法などによって精神を整える効果があるものもあります。

確かにヨガは気持ちよく、心が静まる時間ではあったのですが、自分の心が実際に変わっていく実感はなかったので、1年半くらいで卒業することにしました。

6.心理学のセミナーに参加する

続いて、心のことは、やはり心の専門家に直接教わった方が良いと思い、様々な心理学・メンタルケアのセミナーに参加しました。

例えば、自分軸をつくる、親との関係を癒すワークなど。

その中で尊敬する先生にも出会うことができ、セミナーに参加している時はとても癒されました。

しかし、それはネガティブな思いを一時的にポジティブに変えるだけで、根っこから原因がなくなったわけではないので、結局すぐに元に戻ってしまいました。

もちろん勉強になることは沢山ありましたが、やはり頭で分かっていても、自分の心が実感として満たされることはなかったのです。

何をやっても満たされない心、どうすれば…?

このようにして、自分が興味を持ったものは手当たり次第にやってみましたが、現実にはイライラしてしまうし、優しい自分になれるわけではありませんでした。

逆に、やればやるほど、頭でっかちになり、人を批判してしまったり、自分がどんどん重たくなるようにも感じられました。

そうして、「もう何をやっても、変わらないのでは…」と絶望していた時、私はある一冊の本と、運命的な出会いを果たしました。

ヨグマタ相川圭子さんとの運命的な出会い

それは、ヨグマタ相川圭子さんの『心がとけると、愛になる』(→詳細)という本でした。

そのご本には、自分が今まで苦しんできた原因や、どういう風に生きていったらよいかという本質的な点が、とても優しい言葉で書かれていました。

読み進めるほど、これまで一生懸命頑張ってきた心がほどけていくようで、「私もこういう風に生きたい」と素直に思いました。

ヨグマタ相川圭子さんは、ヨガ・瞑想の世界的な方で、日本ではテレビ番組の「マツコの知らない世界」に出演されたり、本も40冊以上出版している、とても有名な方でした。

以前習っていたヨガの先生から、ヨガと瞑想の奥深さをお聞きしていて、興味がありましたし、本から感じる優しさに惹かれて、ヨグマタ相川圭子さんにすぐに会いに行きました。

そうして実際にお会いするヨグマタ相川圭子さんは、魂のお母さんという感じで、生まれて初めて心底ほっとしたのを今でも覚えています。

それから、ヨグマタ相川圭子さんが日本で瞑想の指導をしているということを知り、そのまま導かれるように、私も瞑想を始めることになりました。

瞑想を始めたら、心が自然に満たされた

そうしてヨグマタ相川圭子さんの元で瞑想を始めてしばらくして、様々な良い変化を実感するようになりました。

まず、瞑想を続けるほど、内側が整理されて軽くなっていく実感があり、何が特別なことがなくても幸せを感じられるようになりました。

また、先々を考えて不安になることが少なくなり、守られているような安心感に包まれるようになりました。

当時、東日本大震災から1年が経った頃で、子供が2歳と7歳だった私は、毎日が不安でいっぱいでしたので、その変化はとても嬉しいものでした。

そうした自分の内面が満たされていくことで、周囲との関係もどんどんと変わっていったように思います。

あるがままの子供を愛せるようになった

自分の心にそのような変化があったことで、まずは子供との関係に改善がありました。

瞑想で心を見つめるうちに気づいたのですが、私自身の子育てに関するイライラは、子供に対する「もっとこうしないと」「こうあるべき」「こうであってほしい」等の強いこだわりが大きな原因としてあるようでした。

それが根強く心にあったため、私が今まで「子供のため」と思ってしてきたことのほとんどが、実は自分の心配・不安からきていたことにも気づいたのでした。

確かに、以前の私は、まるで心配することが親の仕事というくらい、いつも心配だらけだったのです。

ですが、そうした心の執われも、瞑想を続けるうちに順に溶けていき、今ではあるがままの子供を、そのまま丸ごと愛せるようになりました。

気がつくと、イライラしたり、突発的にカッとなることが少なくなり、子供からも「ママ、最近怒らなくなったね。」と言われるようになりました。

自然で愛に溢れた人間関係になった

子供との関係に続いて、周囲との関係も改善していきました。

以前まで、私は周囲の人に愛を出してしまうと、自分が枯渇して疲れてしまうと思い込んでおり、自分の中でブロックをしながら色々な人とお付き合いをしていました。

そのため、どうしても自然体になることができず、自分を良く見せたい方にエネルギーがいってしまって、外から帰ると疲れ切っているということもよくありました。

ですが、瞑想を深めていくと、愛とパワーが内側からどんどんと湧いてくるようになり、夫やママ友にも、愛からの言葉や行動を、自然に差し出せるようになったのです。

結果として、人間関係も恵まれるようになり、どんな人とも楽しく自然なお付き合いができるようになりました。

子育ての確かな指針ができた

このように周囲との関係が深く改善だけではなく、ヨグマタ相川圭子さんの様々なガイドによって、子育ての指針ができたことも、私にとってありがたいことでした。

当時、ヨグマタ相川圭子さんの瞑想を始めた頃は、息子たちも3歳・8歳でしたが、成長して、今では小4・中3になりました。

子供も成長すると、それと共に子育てのステージも変わり、これまでとは違った色々なことが起きたりもします。

ですが、ヨグマタ相川圭子先生は、瞑想以外にも、日常生活でどのような心の使い方をしたらいいかなど、具体的な生き方のガイドもしてくださいます。

それが、子供同士のトラブル、受験、日々の声掛け・・・子育て中のいろんな場面にとても役に立っています。

何が正解なのか分からない子育てにおいて、こうした確かな指針をいただけるのは、とてもありがたいことだと日々感じています。

自分が変われば、子供も変わる。

ここまで、私が子育てのイライラを解消するために行ってきた様々なチャレンジについてお話しました。

最後に、子育ての葛藤を乗り越えた経験者として、私が一番お伝えしたいことは、「自分が変われば、子供も変わる」ということです。

子は親を映す鏡、ということわざがありますが、もしあなたが、子育て中の悩みや迷いを持っていらっしゃったら、ぜひ自分の心を整えたり、満たしていくためのアクションを起こしていただきたいと思います。

そうすることで、自分だけではなく、子供も変わっていくことを実感できることと思います。

その具体的な方法についてもいろいろありますが、私の場合は、瞑想、特にヨグマタ相川圭子先生の瞑想をおすすめしたいと思います。

これだけの大きな変化をもたらす瞑想は、ヨグマタ相川圭子さん以外にはできないと私自身は実感しています。

もし、この記事を読まれて少しでも興味をもたれたら、ぜひ講演会などで会いに行かれてみてください。

子育てだけでなく、あなた自身の人生の様々なことが好転する、運命の出会いになるはずですよ。

それでは、あなたとご家族のさらなる幸せをお祈りしています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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